9月にゴールデンウィークがあることを知っているかい
まあだからなんだって言われるとアレだけど。
今1月だし。
とりあえず平常どおりの五月のGWで興奮するのが優先なのだよ。
七男さんいつかさんがブログで告知してくれて最高にありがとう。なのだけれど。
いつかさんがアレしてくれたホテルのアレですね。大事な部分をもう一度言いましょうか。
参加者さんが増えてくださると、大部屋が使えて合宿気分がUPしてお風呂がうんたらかんたららしいですね。
ええ、はい。
べ、別に合宿に参加したいわけじゃないんだからね!ただ大部屋が使えて大きいお風呂に入りたいだけなんだから!
という意味深発言をしながら参加表明をしていただいてもいいんだからネ!
観光兼オフ会かしら。
縁もゆかりもありませんが、ここであったが百年目。
いいから皆さん会ってお話してみませんか?にまめも案外いいやつかもしれませんよ?
とりあえず随時参加者募集中です。
誰に参加表明出せばいいの?って悩んだら仕事が早そうな人を選んでクリック。
僕だけメルフォがないって?HAHAHA
HAHAHA・・・
うん・・・告知文とは思えないくらい短いですが一旦終了、もう1時半じゃないか。
ええ、はい・・・書くって言って書かなかった短文に代わってストレス解消に書いてたおヴァ視点話。
とりあえずまだ続きます。
ナナシキお借りしてます。
出てきてる女ってのはコレ↓
ええ・・はい、
ふみさんところのレオさんが優しくてつい。やっちゃうんだ
なんだいふにさんは駄目男マスターなのかい?
最近のうちん所のキャラの再現度の高さは一体なんなんだい?
というわけなのでおヴァさん掘り下げ。
短いよ!
大またで軽快に走る足音が止み、間髪入れずに破るようにドアを開け放つ。
「グランツんおっつぁん、おはよぁああああ!?」
甲高い叫び声と共に、景気良く鳴り響く爆発音に空気が揺れる。地面が揺れる。
吹き飛ばされたカイエは、この事態が当然のことであるようにドアを無理やりはめて室内に入っていった。
近隣住民も音に驚いて飛び出してくるなどということもない。
そもそも人口自体、普通の村に匹敵するほど多いわけでもないからだろう。
ナナシキはそういった意味でずいぶん平和な土地らしい。
具合の良いベンチはないものかと探したが、見つかるのは尻が汚れそうなものばかりだった。仕方がなく切り株に腰掛けたが、背もたれがないせいなのかどうにも落ち着かない。
荒廃した集落の景色というものは中々どうして美しい。赤が溶けた大地に反発する強烈な空の青、硬質な岩肌は軟弱な生物を拒むかのように鋭い。その風景の中に朽ちた家屋が点々と存在している。それらの過去が抗えなかったのは時間なのか自然なのか、運命だったのか。
色々想像すると口角が上がった。だが実のところ眼鏡を忘れたため全て勝手な妄想でしかない。
惜しむらくは自分に景色を愛でるような高尚な思考を持ち合わせていないことだろう。色は色で物は物であり、それ以上を求めるつもりはない。
ソレよりも、ナナシキに猫はいないのだろうか。
あたりを見回すと、金色の頭が地面から生えているのを見つけた。ひょこひょこと動くそれはどうやら生えているのではなく切り立った小さな崖から覗いているようだった。しばらく頭は困ったように動いていたが、一瞬見えなくなってからまた姿を現した。
バサバサと音を立て、女性の姿をした鳥が崖を飛び越えてこちらへやって来た。
波打つ金髪は大きく広がり、一部が翼になっている。一見すれば背から生えているようにも見えなくもない。女の顔は移動に疲れてしまったらしく玉のような汗が光っていた。
「大変そうだな」と声をかけると女は、小さな唇をキュッとさせ、たおやかな微笑を浮かべた。
「失礼いたしますわ」小鳥がさえずるような声で女は言うと、隣の切り株までひぃひぃ言いながら歩きゆっくりと腰を下ろした。
まるで大きな卵を抱きかかえているようだ。彼女の腹はもう一月も待てないくらい大きく膨らんでいた。
「鳥の人は胎生で増えるのか」
思わずまじまじと見てしまう。亜人の妊婦なんてそうそう会えるものではない。
普段なら人と目も合わせたくない自分だが、この女ならばそう怖ろしくない。なぜなら金色のまつ毛で蓋をされたまま一向に目が開く気配がないからだ。
「お忘れになられたようなら嘆かわしいことですわ、あなたもわたくしもこの子もそこのトカゲもみな最初は同じ姿だったはずではないのかしら」
「ずいぶん澄んだ声で鳴く。綺麗な声だ」
鈴を転がしたよう、と形容するには使い古されているがまさしくそのような声だった。鈴は良い。大好きだ。
女は汗を手ぬぐいでふき取っていた。20代半ばくらいか、あどけない顔の造詣ではあるが、付け入ろうものなら弱点と思った場所がまさしく罠でありそうな雰囲気を持っている。だが、そんなことよりも手ぬぐいの柄が気になって仕方がない。
隅に猫の顔のワンポイントに、反対側は足跡。
欲しい。
「あなたは、わたくしに聞くことがあると思います」
「何を言っている。初対面の鳥女が腹を膨らませて疲れて隣に座っているだけだろう。何様なんだ」
「怒るにはいささか早すぎるのではないかしら。そちらこそ自分を人間様とでも思っていらっしゃるのね。浅ましいですわ悲しいですわ、あなたは初対面の人との接し方もご存知ないのですね。ただ名前を、」
「興味もないことにせいを出して熱心に勉強できるほど時間を有効活用できない性分だ、あいにく。自分にあるものを他人にまで求め続けて何になる。同一性の共通点で他者とのかかわりを得て幸せになって、勘違いも甚だしい。頭の花畑全部枯らしてからもう一度それを俺に言うんだな」
十数年前も似たようなことを女性に言って憤慨させたことが何度かあった気がする。
現在目の前の女は頬を赤くするわけでもなく涼しい口元のままだ。面白くない。
「あら、お花畑よりも野生のお花がお好みなのですね。わたくしも故郷にあったシロツメクサの絨毯が大好きでしたわ」
手ぬぐいを胸の上に置き、楽な体勢をとると女は自らの腹をさすった。
何でこんな辺鄙なところに。と聞こうとして言葉に詰まった。興味がないと言ったのは一体誰だっただろうか。
いつもなら自制が働く前に口が動くが、時々こうして気がついてしまう。こういったことでプライドと興味を天秤にかけていることを知ったら、アホな眼鏡をかけた男を筆頭に笑われることだろう。
「わたくしの里は素晴らしい土地でした。滴る水の調べも荘厳に、走る緑も生命の脈動を描き。ただ、わたくしたち人間はもうその賛歌に声を合わせる事が出来なくなってしまったのです。全くもって、嘆かわしいことですわ」
「・・・んー・・・あー・・・詳しく」
女はここへ来て初めてニッコリと笑った。